<終了/報告>【2006.11.5】 シンガポールの放浪作家 丁雲講演会

シンガポール作家 丁雲講演会   いよいよ明日 11月5日(日) 函館市中央図書館

シンガポールの放浪作家 丁雲

シンガポール華人の喪失と漂流

シンガポールは70パーセント以上を中国系民が占める華人国家です。しかし英語を公用語とし、シンガポーリアンの創出が進められて来ました。その結果、民族語としての方言は廃れたものの、近年は中国との連携をにらみ、共通語としての中国語が浮上しています。マレー半島生まれの丁雲は、今やその突端、シンガポールに居を構え、華人世界を見つめています。海外中国系民の8割を占める東南アジア華人の代表的小説家として、特に21世紀以降、旺盛な執筆力で故郷、異郷、現代史、宗教など骨太なテーマの長編を次々に発表しています
日時 2006年11月5日(日) 14:00-16:00
場所 函館市中央図書館(函館市五稜郭町26番1号 TEL 0138-35-6800)
入場 無料
講演者 丁雲(ディン・ユン)
【プロフィール】本名、陳春安(Tan Chun An)。1952年マレーシア、スランゴール州クラン生まれ。祖籍は中国福建省安渓。父母はコーヒー園で働きつつ、9人の子を育てた。小学校卒業後、独学 で執筆を始める。山林、農村で様々な仕事を経験した後、80年代半ば、期せずして作家専業に。華人文壇唯一のプロ作家と呼ばれた。87年の茅草行動(国内 治安法発動)の後、シンガポールへ移民。88年から放送局でドラマ制作に携わる。2000年以降はシンガポールで執筆に専念。おもな著作に『焚かれた泥』などの短編小説集や『望みのない街』などの中長編小説がある。未刊の長編小説が多数あり、順次出版を予定している。
コーディネーター 舛谷鋭 [立教大学 観光学部 交流文化学科 助教授]
使用言語] 中国語(北京語)(日本語逐次通訳付)
主催 独立行政法人国際交流基金
財団法人北海道国際交流センター

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財団法人 北海道国際交流センター(HIF)
住所/函館市元町14-1
TEL/0138-22-0770
FAX/0138-22-0660

Mail info@hif.or.jp
http://www.hif.or.jp

【報告】

文化的なイベントの多い11月、函館で初めて行なわれた「開高健記念講演会」。函館シンガポール協会、国際交流団体、文学関係者など36名の参加者が函館市中央図書館に集まった。講演の後にも、質疑応答がなされた。

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