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新図書館バンザイ
昨年11月、函館市五稜郭町に待望の函館市中央図書館が開館した。良書はもちろん、目的の本を探す途中に目に飛び込んできたタイトルとの出逢いは視野を広げてくれる。それは知的好奇心を満たし、考える力をつけ、行動を起こすパワーとなる。ボラットは市民が力をつけて道南を元気にしていくことを切に望んでいる。ということで今回はボラットの視点で図書館のことを考えてみた。
新しい図書館のあり方~ビジネス支援図書館~
図書館は時代のニーズと共にその目的や役割が少しずつ変化している。近年生まれたのが「ビジネス支援図書館」という考え方だ。ビジネス支援とはいわゆるビジネスマンの支援ということではなく、起業や独立など何かを起こそうとしている人の支援という意味。その最先端をいっているのが、ビジネス支援、舞台芸術資料の収集など特徴あるニューヨーク公共図書館だ。その根幹にある姿勢は,ITを活用した情報整理・発信、地域密着の運営、独自のイベント活動などに現れている。個人の力を伸ばし、社会を活性化させる「市民の情報インフラ」とは何かを考えさせる図書館だ。
ところで、この図書館、その設立/運営背景が興味深い。実はNPOで運営されているのだ。文化を育むためには市民が学び自らを高めることが必要で、誰もが自由に学べる環境が必要であると、無料図書館の設立を切に望んだある州知事の遺産を投じ、既存の個人図書館を合併して新しい図書館を作った。そこに現在、資産家や市民らが寄付やボランティアを通じてかかわっていて、予算の大部分は個人の企業からの寄付金でまかなわれている。
また、図書館を活用して起業し成功した人々が、お礼にと寄付をしているのだとか。面白いでしょ。(ちなみに函館では市役所に用途指定の形で寄付することができる)
*参考図書『未来をつくる図書館』(菅谷明子著・岩波新書)。ニューヨーク公共図書館に興味を持った方は、ぜひ読んでみてください。紙面には書ききれなかった面白い取組みが紹介されています。
中央図書館の活用法~館長さんとお話して~
ニューヨークの図書館のことはもちろんご存知だったが、館長さんには、ボラットとしては気になる図書館ボランティアについても聞いてみた。
「これまでも行っていたボランティアによる絵本の読み聞かせなどとは別に、新しい図書館では館が主催する養成講座の修了者を対象に登録制の個人ボランティア制度を立ち上げた。現在約80名の方が登録されている。
図書館でのボランティアというと本の貸出や整理などを想像する方が多いようだが、当館では業務の専門性や利用者のプライバシー保護の観点から、貸出などの利用者と直接接する部分の仕事はお願いしていない。現在は図書館で開催するイベントや講座などの運営に参加してもらうのが主な活動。
まだオープンしてまもなく、また今は事業を展開しづらい季節でもあり活躍の機会はまだ少ない。しかし春になり桜も咲く季節になれば事業も活発化し、活躍の機会はどんどん増えていくと思う。」とのことでした。
魅力のある図書館になるかはボランティアさんにかかっているところも大きいでしょう。いろんな図書館の事例や市民のニーズを取り入れて、市民のパワーの源となる図書館作りに貢献して欲しいものだ。
*残念ながら今後の養成講座の開催予定は現在のところ未定とのこと。(2月現在)
ウェブサイト上(図書館のHP)から館長さん宛てメールが送れるようになっています。良いアイデアや意見のある方は直接メールで伝えてみては?
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