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2006秋号

ボラットさんみーつけた!

今月のボラットさんは、自立の風かんばすの横川由紀(よこかわ ゆき)さんです。

Smileボランティアには様々な形がある。ボランティアをいろんな方向から考えてもらうために、活動に取り組む輝いている人を紹介するコーナーです
Wink今回は自身がシャルコ・マリー・トース病で、障害者の自立生活を実現するための活動をしている横川由紀さんにお話を伺いました。 
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◇横川由紀(よこかわ ゆき)さん
 
 1976年1月25日生まれ
 神奈川県横浜市出身
 自立の風かんばす代表をつとめる

 URL
:http://kazecanvas.web.fc2.com/index.htm

~生きるとは、自分で生活を組み立てること~
Q自立の風かんばすでは、どのような活動をしているのですか?

A「障害者は施設に入らなければならない」というのではなく、たとえ重い障害があっても、当たり前に地域で暮らせる社会をめざしています。私自身シャルコ・マリー・トース病という筋肉が衰えていく重度の障害があり、車椅子に乗って夜間は人工呼吸器を付けていても、施設をでてヘルパーやボランティアの手を借りながら、一人暮らしをしています。そのことを「小石」という通信や、ホームページで伝えています。 一人でも多くの仲間が地域の中で暮らしたいと思ってくれたらいいな。自立したいと思っている障害者をサポートもできればと考えています。

 
Q自立生活を始めたきっかけは?
A「7才から20才まで神奈川県の施設にいました。施設では、人に決められたスケジュールづくしの生活。食事の時間やメニュー、 お風呂の時間、トイレの時間や回数まで。そんな中、19才の時初めて一人で電車に乗りました。改札で知らない人に声をかけて 切符を買ってもらい、駅員さんに車椅子ごと運んでもらってホームへの階段を上りました。人の手をかりながらも、自分で考えて 目的地へ向ったという経験が一つの自信となり、自立生活を始めました。東京、札幌で一人暮らしをした後、ずっと住みたいと 思っていた函館に、去年5月、引っ越してきました。ここをふるさとにしたいです。

 Q大切にしているものがあるそうですね?
自立生活を始めたときにお祝いにもらった時計です。今思うと、施設にいたときの私の時間は止まっていたように思います。自立生活を始めた今、この時計の音とともに、自分で考えて、組み立てて生活しているという時の流れを実感します。

~地域に溶け込むために 不可欠なボランティアの手~
Q生活していく中で苦労はありませんか?

A日常生活で、全て、人の手を借りなければなりません。でも、障害があること自体が大変とか苦痛ではありません。
ただ、私が生きていくには常に、介助者が必要です。人が健康で文化的な生活を送ることは権利で認められていて、障害のある私の場合であれば公的な介助保障が整っているべきだと思います。でも、現状では、保障に地域格差があって、私には必要な分は出ていません。派遣されるヘルパーだけでは生活は成り立ちません。在宅介助制度が充実するのを願い活動しています。

Qそうなると、ボランティアさんの役割は大きいですね。一緒に生活する中で、心がけていることはありますか?
Aたまには一人になりたいこともありますが、生きていく限り、一人の時間はありません。だったら、一緒にいる時間を少しでも気持ちよく過ごせるように、その空間を一緒に楽しめるような関係を築いていけるよう心がけています。心がけ次第で、一緒に過ごす時間が何倍にも楽しくなります。

Q逆に、ボランティアさんに求めるものは?
A私にはできないことが沢山あります。それでも、介助に入ってくれる方と対等な立場でありたいと思っています。介護者ではなく介助者であってほしいと思っています。お互いが、いい関係をつくる努力ができればいいですね。

Q由紀さんにとってボランティアとは?
今の私にとって欠かせない掛け替えのない存在です。感謝の気持ちでいっぱいです。
(質問・文/川島美佳)

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