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2006冬号

■ボラット的お薦めBOOK

「動物と向きあって生きる」  板東 元著 あべ弘士絵 角川学芸出版 2006年刊      

bookreview.jpg この本は旭山動物園副園長である板東さんの動物への思いと,その基盤となる「いのち」について児童向けに書かれている。アザラシを見つめている幼児の姿が表紙の写真絵本がある。タイトルは「うぁー、すごーい」。今夏初めて旭山動物園を訪れた時の感想は、「なんでこんな小さな動物園の中で動物たちがのびのびと生きることができるのか」。大勢の人たちの「うぁー、すごーい!」と「なんで?」が数多の本になったと思う。この本はその中でも異色である。 TVなどで動物への愛情を過度に見せることなく、静かに話す板東さんの姿は動物たちが生き生きといきるための防護柵のようだ。野生動物の「生きているから生きている」姿を伝えたいという思いや、少年時代から「いのち」と向きってきた著者の言葉の一つ一つが重い。 

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