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2007年夏号

ボラットさんみーつけた! ~イラストに夢を駆けて・上田朋佳さん~

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~イラストに夢を駆けて~上田朋佳さん 


ボランティアには様々な形がある。
ボランティアをいろんな方向から考えてもらうために、
活動に取り組む輝いている人を紹介するコーナーです。
 

IMG_0446_R.jpg 〈PROFILE〉
上田 朋佳(うえだ・ともか) (22)
高校1年からイラストを描き始める。パソコンで描くよりも、クレヨンや切り絵が好きなアナログ派。山口芸術短期大学で学び、帰函。その後、個展を開催したり、雑誌にエッセイなどを書く。いつも元気な22歳。函館在住。

「蛙を取ったり、野山を駆け回ったりして、自然児だったんですよ」そう、いたずらっぽく笑う上田朋佳さん。木古内の祖父の裏山に行っては森の中を遊び場にしていた幼年時代。とにかく自然が友人だった。それが高校1年の頃から絵画に興味を持ち、クレヨンで動物や自然を描いたりしていた。

 それから、全国でも数少ない芸術系短大の山口芸術短期大学へ進学。感性教養コースで2年間、絵画の他に陶芸や、彫金、服飾なども学ぶ。しかし、専門に絵を描きたいという思いは短大の2年間では満足できず、就職活動をやめて、一度函館に戻り絵画に没頭しようと決意をする。 tomo4.jpg

  帰ってきた函館で若者の元気のなさに愕然とした。「絵の仕事で函館を元気にしたい」そんな思いを強く感じた。小売店でバイトし、アクリル絵画を学びながら、デザインの仕事を探す毎日。とにかく体当たりの行動で走り回った。帰郷して半年、「給料はいらないからボランティアでやらせてください」とデザイン会社に押しかけた。3ヶ月、無我夢中でパッケージデザインや年賀状のイラストなどを考えた。

__hr_tomo_kirin_R.jpg 「ボツになったのもたくさんあるんです」と屈託のない笑顔で作品のファイルを見せる朋佳さん。デザインだけではなく、作品を飲食店や企業に売るために駆け ずり回った。なかなか受け入れてもらえず悔しい思いもした。しかし、それをバネに何度もしっかりとイラストを書き続け、創作を続けた。

その後、会社に就職をし、今は自分の時間を使ってボランティアでイラストを書いたり、イベントに参加して盛り上げる。昨年は、バーや古民家でも個展を開いたり、雑誌のエッセイ連載も担当し始めた。そんな中で大学の先生や、建築家、染色の専門家など多くの人とのつながりができた。そして今年4月のアースデイではフライヤーのデザインを担当。好きな動物の絵をいっぱいに描いた作品は、多くの若者や家族連れを集めるイベントとなった。


将来の夢はという質問には意外な答えが・・・。「海外でボランティア活動をしてみたい」と朋佳さん。まずは、世tomo4.jpg界を見て、広い視野で子供たちに絵を教えるのが究極の夢だという。まわり道や、道草が人を育て大きくしてゆく。そんな思いを抱きつつ、いろいろなことにチャレンジし、子供たちの夢を育てることが楽しい。好きなことだからできる、それがボランティア。そうそうそんな単純なことを自分は忘れていたのかもしれない。満面の笑みで語る上田朋佳さんのこれからにエールを送りたい。(文/池田誠)


一口メモ ★クレヨン★
クレヨンは画材のひとつ。ろう、チャコール、チョークなどを材料にする。英語の「クレヨン」 (crayon) は、もともとフランス語のクレヨン・パステル(crayon pastel, パステル鉛筆)の略。また、蝋でできたクレヨンは描くことが簡単にできること、色鉛筆のように硬くなく、尖っていないこと、無毒であることから、よく児童が使う。

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