「未来世紀ブラジル」

1985年。英=米。監督・脚本 テリー・ギリアム
約20年前に、グヮーンッと衝撃を受けた僕的に特別な傑作。以来、一番の洋画は?という質問に、迷わずこの作品を言ってきた。管理社会を強烈に皮肉ったファンタジックなSF近未来アクションムービーで犯罪者として洗脳されていく主人公の恐怖を、現実と夢想を交錯させながら生々しく幻想的に描出。監督の壮大な悪夢的イマジネーションに脱毛、いや、脱帽!。凝りまくりの美術(CGでは出せない味わい)、音楽の力(ラテン)、強靭な批判精神、至上の黒ユーモアと黒センス、ロマンス、刺激的な色彩感、爆破、映画役者の存在感(こんな作品に脇役で出てるデ・ニーロも最高、まともな奴が出てこないのもスゴイ)。とにかく、映画芸術の全てがオーバーに詰まったカルトで大娯楽な名品であります。が、異状にハマラナイように。他の映画がツマンナクなるかも、ですから。(文/カフェやまじょう 太田誠一)

ボラットスタッフの、なにやら楽しげな編集日記。見てね!