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2007年夏号

スローライフスケッチ~オリジナルのチーズを追求する山田圭介さん

slow1.jpg スローライフスケッチ

ボランティア=お金が全てではない=スローライフ、
そこに流れる心は同じ。そんな人々を紹介したい。

旨いものには理由がある。
ただのまね事では駄目だ。
オリジナルのチーズを追求する。


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〈PORFILE〉
 山田圭介(やまだけいすけ)さん(29歳)
 愛知県生まれ。(農)共働学舎新得農場で生産責任者としてチーズを作る。欧州のチーズコンテストで審査員をする等、活動の場は国内にとどまらない。現在は独立し七飯町で自家製チーズを作る。

「旨いものには理由がある。ただのまね事では駄目だ。オリジナルのチーズを追求する」と話す。 2005年に家族3人で七飯町軍川に移り住み、笹野原だった南向きの山地を放牧地に開拓し、畜舎や自宅を建てた。「水や電気は引けばいい」と話す。何もないゼロからのスタートだ。「牛も山羊も子供のうちから育てる」という徹底ぶりで、年内にはチーズ工房も自力で建てる予定だ。牛はチーズ作りに合う濃厚な乳を出すブラウンスイス「この牛は足腰が強くて急斜面の放牧で育っていける」と選んだ理由を話す。
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高校時代に保存食品に興味を持つ。父親から「燻製工房」と「チーズ工房」の二冊の本をプレゼントされ試行錯誤しながら作ってみた。燻製はできるがチーズは難しい。「何とかして作ってみたい」と思ったのがチーズ職人を目指したきっかけだ。

(農)共働学舎に勤めていた頃は、本場欧州で伝統的なチーズ作りをしている生産者が参加する「山のチーズ五輪」で金賞に輝いたチーズを考え、作った立役者だ。

slow.3.jpg 「実験してみるのが好きで、色々なチーズを試作した。失敗したときには理由を徹底的に調べた。技術は持ってあたりまえ、必ず良いものを提供するのが職人だ」と職人魂を語った。

  牧草や飼料、放牧で乳の質は変化する。道南を選んだ理由は、植生が豊かという事。「笹や栗、野いちご、山葡萄等を食べて育った牛や山羊の乳でチーズを作るとチーズに季節感がでる。そこが放牧の魅力」と話す。「放牧し、その土地の草を食べて育った牛や山羊のミルクでここでしか作れないチーズを作りたい」と目を輝かせる。(文/田村悦江)



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