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2008年春号

スローライフスケッチ「季節を味わえるデザートカフェ」

dolce2_R.jpg 「季節を味わえるデザートカフェ」

水島 由希(みずしまゆき) 30歳
高校卒業後、自分の店を持つ事を目標に働きながら函館調理師専門学校や函館短期大学付設調理師専門学校で調理や製菓を学ぶ。
現在、北斗市久根別にdolce cafe boccaをオープン。デザートを中心にランチまで幅広く楽しむ事が出来る。 dolce_R.jpg

民家を改装してオープンから3年、口コミだけで広まったdolce cafe boccaでは「こんにちは」と店に入り「また来るね」と帰っていく。店に来たというより、親しい近所のお宅に遊びに行ったような感じだ。店名の「bocca」はイタリア語で「口」という意味だ。「人が素になった時口に一番の特徴がでる。怒っているときはとがっているし、笑っているときは開いている。口をポカンと開けた状態でいれるくつろげる店であって欲しい」と店主の由希さんの願いがこめられている。 くつろげる場所であるdolce cafe boccaでは色々な会話が飛び交う。「うちの子野菜が嫌いなのにパクパク食べてる」「マルメロって北斗市の名産の?美味しいね」という客の質問に「うちの食材は、
dolce4.jpg 地域の新鮮なものを農家さんから直接買わせていただいてますから」と答える。
「でも、実は初めから無添加や地域の食材にこだわっていたわけではないんです」と由希さんは話す。

「これ美味しいね。果物がこんなデザートに変身するんだね。うちの野菜も使ってもらえないかな」と客から提案された。 その客が、地域の農家や漁師だった。「使わせていただいて、やっぱり直でくるものは美味しい!と私が味をしめてしまったんです。お客様との出会いの結果です」と笑った。
 
  dolce3_R.jpg 由希さんの専門分野はデザートだ。「1度食べたら、次はどんな味がするのだろうと、はまってしまう」と話す客も多い。「デザートはケーキのような完成品ではなく、お皿の上で、お客様が冒険できる楽しさがあります」とデザートの魅力を語る。

地域の愛情や手間が詰まった食材で出来立ての美味しいデザートをみんながゆっくりくつろぎながら食べる。店には、ゆったりと豊かな時間が流れている。 (文/田村悦江)

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