編集長コラム 音楽は何でできているのか
気がついたら身の周りは音楽で溢れていた。
最近ますますその傾向が強くなっています。
そうなってくると、単に「音楽が好き」の一言
では括ることのできないような、不思議な感
情が沸いてきます。たとえばこんな問いを――
いったい、音楽とは、何で出来ているのか。
仕事帰りの夜に軽く一杯とグラスを傾
けていると、カウンターの向こうの男が
そこで流れている音楽に熱心な解説を加
えている。その人は自分の知るかぎり最
高の音楽家の一人であり、一流のジャズ
マン。流れている演奏も彼自身によるも
のだ。気取った言い回しなどひとつもな
い、いわば、音楽というマジックの種明
かし。「そう、ここで相手が一瞬大きく
動くんだよ。で、次の瞬間にオレが反応
したんだ」
「つまり肝心なのは・・・」と彼は続けた。
「自分という『人間』を、いかに出すか」
であると。結局はそこなんだ、と。
その1ヶ月前のこと、ちいさなカフェ・
スペースで、溢れ出る感情をその唄声に
のせていた女性ミュージシャンがいた。
彼女は僕の知り合いであったが、その夜
は、知っている人も初めて見るという人
も、なんだかみんな泣かずにはいられな
かった。その部屋の箱ごと、どこかへ移
動してしまったかのよう。目の前に見え
る世界が、はっきりと変わったのがわか
った。「音楽は世界を変えられる」
住んでいるところも違えば、年齢もバラバラ。だいたい自分は楽器のひとつも演奏できない。ただ「同志」であると、そう思っている。前述の両者の完全な即興によるセッションが、あと何日かで実現する。怖いような楽しみなような・・・。
また別の友人に久々に再会したのも、音の鳴っている場所だった。彼は音楽家ではなく絵描きではあったが。僕たちは夜遅くまでドライブをしながら、星を見て、ラーメンを食べて、たくさん笑った。別れに寂しさはなかった。また次は8月に手稲山で会えるからだ。 (大山紘生)
私が経営しているサンドイッチ店「EDWARDS」は7月で早くも4周年を迎えます。その記念イベントを7月18日に美原のクラブココアにて開催。また8月30日には札幌にて出張営業。ライジングサンロックフェスティバルなどですっかり定着した「野外フェス」ですが、もうひとつの創造的フェスティバルがここ北海道に誕生。その名も「MAGICAL CAMP」。テイネハイランドにてオールナイト開催。そこで当店のブースを出すほか、函館が誇る最高のアーティスト、Y to the ONEも出演決定。私もそのサポートとしてステージに立つ予定です。

ボラットスタッフの、なにやら楽しげな編集日記。見てね!