幻のラーメン"南京そば"復刻研究中!
~開港5都市麺フェスタに向けて~
いま函館で、ある麺料理の研究が進められている。明治17年に函館で売り出され、日本最古のラーメンかもしれない「南京そば」だ。資料が乏しく完全な復刻は難しい、いわば「幻の麺」だが、市内のラーメン店店主たちが明治の味を再現しようとしている。
10月、函館で「開港5都市麺フェスタ」が開かれる。来年の開港150周年記念事業のプレイベントで、横浜や長崎など開港5都市の麺料理が一堂に会する。これに南京そばを出品するため、試作を繰り返しているのだ。史実に基づき当時なかったものは使わないことを徹底して、化学調味料は一切使わず、麺は道産小麦100%というこだわりよう。関係者向けの試食会にお邪魔した。
昔のラーメンならさぞ素っ気ない味だろうと思っていたが、驚くほどおいしい。鶏と昆布だけのスープなのに、深いうまみがある。具はネギ、ホウレンソウ、鶏ハム、錦糸卵。卵は高級感と彩りを添えるだけでなく、噛むとじゅわっとスープがにじみ出てくる。あっさりしているのに、満足感はたっぷり。本番に向けてさらに改良を重ねていくそうだ。
明治のころ、値段は15銭=今の1700円ほどと、ずいぶん高価なラーメンだ。特別な日の特別な料理だったことだろう。昔の料理を、当時の人々が感じた「おいしさ」とともに再現した、南京そば。麺フェスタで、あなたを遥かな時代へご招待する。 (文/丸子美生子)
CHECK IT OUT!
開港5都市麺フェスタ
日程:10月12日(日)~13日(月・祝)
場所:BAYはこだてイベントスペース
問合せ:函館開港150周年記念事業事務局
電話:0138-21-3493 (函館市港湾空港部管理課内)
URL:
http://www.hakodate150.com

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