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Column
軽く出かける程度に止めておこうとし
た昨夜の遊びが、思いもかけぬ展開で深
夜に及んでしまったせいで、目覚めはし
たものの一向に頭はスッキリしなかった。
妙に食欲だけはあったから、バターを塗
っただけの薄いトーストを4枚も食べて
しまった。ここでは、厚切りの食パンを
買うことができない。スーパーに並んで
いるのはサンドイッチ用に薄くスライス
された角食ばかり。茹でた豆なんかをの
せるとよいのだろうけど、冷蔵庫には調
味料と缶飲料、他にはなにもなかった。
すぐに食べられるものといったら、パン
とバナナしかないような生活で、まさか
8年後に自分がサンドイッチの店をやる
なんて思いもしなかったけれど、いま目
の前にあるパンはその当時のよりはずっ
と厚切りのはずだ。
朝の通りに飛び出すと太陽が出ていて、
すこし気分が良くなる。10メートルくら
い歩いていくと、車道の脇に大きなタワ
シのようなものが転がっていた。見たこ
ともないようなサイズだったけど、なん
だか異様な雰囲気がしたから反射的に目
を逸らした。それがなんだか理解できた
のは1週間ほど後のことで、たしか食後
の会話の中だった。「この辺の庭には、
ハリネズミが土の中に沢山いるんだ!」
夜に窓から眺める景色は、宇宙船の役
目をはたした。そこから見えるものとい
ったら、元気のない色をした葉をつけな
がら等間隔に植えられた並木と、1個の電話ボックス。電話ボックスのガラスは
よく割られていて、しばらくすると直っ
ていた。ただそれだけの変化。だけど不
思議と、自分が別の惑星に来てしまった
んじゃないかと、毎回のように錯覚して
しまったんだ。
その装置は時間の感覚にまで作用した。
それまでの人生を過ごしてきた自分と、
その周りに存在していたはずの時間。そ
れらはすっかり切断され、「新しい時間」
が徐々に目の前に現れていった。無知き
わまりないひとりの少年にとっては、世
界は果てなど存在しない、冒険そのもの
だった。(続く) (文/大山紘生)
12月24日、クリスマスイブに金森ホールにて
ライブイベントを開催します。ライジングサ
ンロックフェスティバルなどの野外フェスに
も出演し、全国で熱狂的な人気を誇る札幌の
HIP HOPグループ THA BLUE HERB が実に4年
ぶりに函館でのライブを行います。ちなみに
中心人物のイル・ボスティーノは函館出身。
地元からの出演は2組。函館に居ながらにし
て世界中で最大限の評価を得ている唯一の集
団「ハコダテシティーハードコア」のバンド
MUSTANG、そしてブルーハーブ同様長きにわた
ってマイクを握り日本中で存在感を示し続け
る Y to the ONE。「今年のクリスマスは今ま
でとは全然違う」という周囲の期待がひしひ
しと伝わっており、この日の函館には日本全
国から音楽ファンが集まります。歴史に残る
一夜になるでしょう。このフリーペーパーを
いち早く手に取り興味をお持ちになった方は
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