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ボランティア=お金が全てではない=スローライフ
そこに流れる心は同じ。
そんな人々を紹介したい。
PROFILE
石渡 進(いしわたり すすむ)60歳
今は焼き物に夢中で、コーヒーカップを手作りした。去年は陶芸小屋の屋根が3回飛んで近所の話題に。
じゅんさい沼ネイチャーセンターの問い合わせは090-7414-0560へ。蓴菜摘みは7月初旬~8月中旬の予定で、ボート代込み1500円
「沼を愛し、
地域を動かす移住者」
蓴菜沼が大好きで、遠く川崎から引っ越してきた。奥さんが函館出身だったことからこの地域を知り、手つかずの自然の虜になって移住を決め、神奈川での教員
生活を早期退職で切り上げた。家を建てるにあたり挨拶まわりをすると「別荘は嫌だけど、定住なら大歓迎」とご近所さんは言ってくれた。ドアホンを鳴らすと
同時に入ってくる付き合いに最初こそ驚いたが、じきに慣れた。山菜や野菜をもらうこともしばしばだ。何よりの歓びは「自然の中にいる」こと。
小鳥がさえずり、白鳥はガーガーと賑やかで、駒ケ岳がそびえ、傍らに蓴菜沼がある。あの鳥が鳴いたらこの野菜を植えるという具合に、暮らしと自然が一体だ。
2006年3月、転機が訪れた。地域文化の中心だった西大沼小学校の閉校。
石渡さんにとって、学校行事を通して顔見知りができた大切な場所だった。寂しくなったグラウンドを活用して地域の人が集まる場を作ろうと呼びかけると、同じ思いの仲間はすぐに集まり、一昨年10月、体験観光を提供する「じゅんさい沼ネイチャーセンター」を立ち上げた。春から秋は散策にボートにサイクリング、冬はわかさぎ釣りを楽しめる。「小さいけれど色々体験できるのが蓴菜沼の魅力」という。
この春には10人乗りのカヌーもお目見えした。夏にはとっておきの体験、蓴菜摘みができる。本来は大沼漁業組合の組合員しかできず、漁組の協力あってこその珍しい体験だという。今後は地域の人の得意分野を生かそうと、地元のおばあちゃん手作りの漬物の販売や、休耕地を利用した農業指導つきの貸し菜園などを考えている。アイデアは尽きない。地域を愛してやまない気持ちが、人々を、まちを動かそうとしている。 (文/丸子美生子)
石渡家のアイドル、
ジュン。
名前の由来はおそらく、石渡さんの愛する・・・。
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