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2009年秋号

スローライフスケッチ

ボランティア=お金が全てではない=スローライフ
そこに流れる心は同じ。 そんな人々を紹介したい。
slow_nozawa_R.JPG
野澤 秀悦(のざわ ひでえつ)
59歳 七飯町出身。
サラリーマンから転職し、
地元七飯近郊にて、
一代でねぎ農家を築く。
今年から空いた土地を利用し
『ひまわり畑の迷路』を考案、
作成中。かわいい孫6人、
9月には
孫7人になる人気者
じいちゃん。


「アイディアで誰かを 笑顔にするのが楽しくて」

「夏はまだかー!!」例年にない冷夏に、
七飯町でねぎ農園を営む野澤秀悦さんは 農作物の心配もさながら、ひまわりの成 長が気になって仕方がない。「孫がぁ、 帰ってきちまうんだ himawari_R.jpg よ!」今年新たに挑 戦する【ひまわり畑の迷路】を孫達に披 露すべく、夏休みが始まる前にはどうに か、子供の背丈くらいまで、ひまわりに は成長してもらわないと困るのだ。 ひまわり畑の迷路。これは農業で使用し ていた土地が空 いた事をきっか けに、野澤さん がひらめいたア イディア。だだ っ広い土地が残 るより、ひまわ りが綺麗に咲いてた方がいい、 せっかく咲いた花だもん、見るだけじ ゃなく、そこで遊べたら尚良い。やが ては、誰でも集まって楽しんだらいい さ。というのが、野澤さんの考え。な るほど。何でも自分のための使い方を 考えてしまいがちだが、【せっかくな ら楽しんでもらおう】精神が、周りの 人を豊かにし、その土地を豊かにして いくのかもしれない。そんなアイディ アマンの野澤さんは、孫達から絶大な る人気を得ている。「じいちゃん!じ いちゃん!!」という声が飛び交うの は、じいちゃん手作りプールでの事。 なんと、野澤さんはプールまで作って puru1_R.jpg しまう。ねぎを育てるために使用して、 いるビニールハウスだが、今時期は、収 獲も終え、ハウスの中が空いている。こ の中にプールを作ったら、寒い北海道の 夏でもあったかくプールを楽しめるので は?という発想。野菜カゴを縦に並べ、 その上からビニールシートをかけて作る 手作りプール。年々拡大していき、今年 は9m×9m。じいちゃんの畑で、とう きみをもいで、茹でたてを片手にプール に浮かぶのが最高だとか。ずっと夏休み を楽しみにしていたという孫達の笑顔を 前に、「やりがいがある。楽しみがある よ。」と、これまた笑顔なじいちゃん。 「お金で育った子より、自然で育った子 の方がいいんでないかい」と、語る野澤さんの喜びは「去年、ここで蛍見たよね !」と、自然の中で体験した事を思い出 し、語る孫を見たときだそう。体感した 事はなかなか忘れることはないようだ。 自分のためにと考えてしまいがちな物事 も、野澤じいちゃんといると、せっかく だからと、誰かの笑顔のための楽しいア イディアが浮かんできそうだ。 「せっかく 生きてるん だから、楽 しまないと ね!」 (文/藤田抄子)

ボラット編集日記

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