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2009年冬号

ボラットさんみーつけた!

ボランティアには様々な形がある。
ボランティアをいろんな方向から考えてもらうために、
活動に取り組む輝いている人を紹介するコーナーです。

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PROFILE 大野友莉さん(27)
名寄市にうまれ、2歳から函館に。
函館工業高校インテリア科卒業。
高校在学中はバンド活動も。
イラクの小児がんや白血病の
子どもたちを支援するなど、
様々なボランティア活動をする。
2008年10月
「むげん空間 小春日和」を開設。
 カタチにしなきゃ はじまらない
『むげん空間 小春日和』代表大野友莉(おおの ゆり)

函館市八幡町、教育大の近くに、民家を改装してつくられたピンク色のかわいい建物がある。「むげん空間 小春日和」。天気がいい日は、いつもドアが開いている。使う人の夢や想いを叶える「むげん大」の可能性を秘めた空間にしたい、そう願って2008年秋にオープンした。オープンから一年。のぞいてみると、大きな窓からはやわらかな日差しが差し込み、カフェからは話し声が聞こえる。展示スペースには作品が並び、いろんな人からの呼びかけのチラシもいっぱい。ここはイベント会場にも、習い事教室にもなる。代表の大野友莉さんはいう「人が集まると何かがうまれる」。

大野さんの小さい頃の夢は、歌手とお嫁さん。高校時代、カメラマンにもなりたくなった。卒業してからは、函館山を登るバスの車掌もやった。ピザ屋で配達や調理をしたり、カフェレストランでも働いた。チラシのデザインをする事務…ホームヘルパー2級の資格をとって介護の仕事もした。仕事を転々とする姿を見て、心配する人もいた。でも、大野さんは着々と夢に向かってすすんでいた。先のことを考えながら、自分の可能性を試していた。 「自分に何ができるのか。やってみなきゃわからない」というのが大野さんの主義。

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八幡町でこの民家を見つけたとき、一晩考えて、すぐ決めた。いろんなことができるイメージがどんどんわいてきた。場所も理想だった。介護の仕事をしていたときによく思った。おじいちゃんおばあちゃんが遊びにいける場所がすぐ近くにあれば。生活の中に人が集まるところが必要だと。チラシをつくる仕事も役立っている。飲食店での経験もカフェの設  置につながる。これまで培った人脈があって、人がどんどん集まってきた。これまでやってきたことに、何一つ無駄なことはなかった。この「むげん空間 小春日和」が、大野さんの夢のカタチだった。
でも、夢が叶ったからって、レールの上に乗っかったわけではない。スタート地点に立つと、新しいものが見えてきた。どこに向かうか選ぶのは自分。可能性探しの旅が始まった。いろんな人に会って自分の思いを伝えた。「小春日和」をやっていなければたどり着かなかった人とも会えたし、ここを拠点に面白いものを探し、勉強して、反省して、また始まる。大野さんの好奇心は「むげん大」。でも、いつかは自分の道を集約したいという。そして、何をやりたいか悩んでいる人に伝えたいという。「カタチにしなきゃはじまらない」って。
 
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 大野さんにとって、ボランティアとは?「愛です!」とすぐに応えてくれた。「愛は誰もが持っていて、それを人に向けると笑顔が返ってくる。それをみると自分も笑顔になれる…あれ?これって見返りを求めてるのかな?」と笑って考え込んだ。帰り際に「私、ボラットに出ることが夢だったんです!」と夢いっぱいの少女のように笑っていた。(文/川島美佳)

一 口 メ モ

 ★むげん空間 小春日和★
民家を利用したフリースペース。
展示やイベント企画、教室、
会議などに利用できます。
忘年会や新年会などの集まりもご相談を。
住所/函館市八幡町18-18
TEL/0138-83-7721
HP/http://8space.info/



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