函館市企画部協働全4回講座その4
共通テーマ 市民と行政の協働は、何をもたらすか?
テーマ4 テーマ4 協働の先にあるものは・・・
・市民と行政の関係性について ・協働が進んだまちの姿
これまで、3回連載し、公共概念についても整理を行ってきました。それでは、協働が進んでいくと、地域社会や行政はどのようになるのでしょうか。今回は、昨年、市と協働連携していくことで協定を結んだ北海道コカ・コーラボトリング㈱の上島さんとお話ししてみました。
市:御社では多くの自治体と協定を結び、子どもの安全を守る活動や、電光掲示板付き自動販売機を地域の情報ツールとして提供するなど、たくさんの取り組みを進められていますが、地域との協働のあり方、そして協働が深まるとどのような変化を地域にもたらすとお考えですか。
上島:持続可能な社会活動を進めていく上で、企業の地域への貢献は必須になってきています。現在、当社では多くの地域と協定を結んで活動していますが、これは利益追求ではなく、当社が持つ人材や自動販売機などを公共に役立つツールとして提供する提案をしているものです。
今後、こうした協働事例を多く生み出し、地域に欠かすことのできない存在となることが、当社の持続可能性につながると考えております。そうすると、公共エリアでの責任分散も進むことから、企業や市民はそのエリアでの責任主体の一つという地位になっていくものと思います。
市:公共エリアに多くの主体が関わると、どのようなことが必要になり、また、そこでは行政の役割はどのようなものとなるでしょうか。
上島:公共エリアの参加者が、責任を持つことになることから、何か行うにしても、合意形成を図っていくことが必要だと思います。そこでの行政の役割は、サービスの一提供主体でもあると同時に、合意形成を図るためのコンダクターや調整役になることが求められるのではないでしょうか。行政は、私たちの提案を受け止め、どのようにサービスとして実現していくか、また、よりよいサービスにするため、他社との連携を模索するなど、コーディネート機能が求められると思います。
市:ありがとうございました。
協働の先にあるものを整理すると、公共エリアでは、多くの参加者(主体)の間での合意形成が求められ、行政はその為の調整機能を発揮することが、必要になるということです。以上、4回連載致しました。
(文/小林祐樹)

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