学校教育の中に木質バイオマスを

2015年2月23日 Posted in ストーブ設置事例

森町の森町駒ヶ岳小学校さんのお話ストーブ9.JPG

基本情報

【機器の種類】メーカー:サンポット 型式:FFP-7202TS
【購入年】2014年
【使用ペレットの産地】厚沢部町
【ペレットの調達方法】学校まで業者が配達:毎月20袋くらい
【事務所の形態】木造1階
【ストーブ設置場所・理由】1階校長室
【暖房範囲】校長室全体
【ペレットの1日の使用量】平均して1日1袋(10kg)使用
【併用している暖房機器】灯油ストーブ

導入のきっかけを教えてください。 

 森町は農林水産業を中心に発展した地域であり、その中でもこの駒ヶ岳地域は林業と炭焼きを行っている方が多い地域です。一時は300もの窯があったと言われており、木質バイオマスについて、地域の人たちの関心も高いように思われます。森町では、木質バイオマスの利用促進を検討していて、その一環として教育機関に設置するということになりました。ペレットストーブは、FF式の石油ストーブと同様にタイマーを使用することができ、温度設定もデジタル方式になっています。また、煙突は使用せず、給排気筒を取り付けるのですが、この地区は豪雪地帯でもあり、積雪による閉塞を避けるため、地面から2メートルほど高い位置に設置しました。

実際に使用してみて思うことを教えてください。

 温かみが優しいと共に、燃料代も灯油の3分の2くらいであり、CO2削減にも役にたっていると思っています。毎朝、7時くらいには点火するのですが、外気温がマイナスの時もあり、暖まるまで時間はかかるという弱点はあります。ただ、炎による視覚的な暖かさも感じ、気持ちも癒される気がします。灰の掃除を1か月に1~2回行う程度(少し少ない気がしますが)で使っていますが、これまでトラブルなどは一切ありません。

お客様の反応を教えてください。

 来客する地域やPTA、教育関係者の方々はもちろん、児童も含め幅広い年代層の方々にも、ペレットストーブについて知ってもらえるように、毎日の外気温、稼働時間やペレット使用量など記録を取っており、CO2削減の効果についても説明をしています。そういう意味でも、児童や大人と年代を問わず、関心は高いように感じます。